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中年のこども臨床

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こんにちは、きょんです!
最後の更新から3月ほど経ってしまいました。せっかくワードプレスにしたのに書く時間がないという言い訳を自分にしながら放置に放置で3ヶ月・・・今回はつらつらと最近の臨床で思うことをとりあえず書くことにします。

中年が行うこども臨床について。
やはり40代になると若手の頃と違うなと思います。何が違ってきているのかを比べてみると・・・

1,体力
 これは落ちた(笑)20~30代の頃はプレイセラピーを1日7件しても、「あ~、今日は疲れたなあ」ぐらいでした(もちろんセラピーの内容にもよるし、運動することが目的ではありませんがそういう子が多かった)。ところが40代になってから、プレイセラピーで体を50分間動かし続けるとか、そうでなくともプレイセラピーを4~5ケース続けると、終わった後に疲労感がすごい。時には椅子に座って天を仰いでしばらくの間動けないことがあります。私はもともと体力がない方なので余計かもしれません。

2,見た目
中年になると、「お兄さん、お姉さん」から「おじさん、おばさん」になるので子どもから見える印象の違いに自覚的になります。特に思春期の人にとっては、ナナメの人間関係あるいはnew objectというよりは、「大人の一味」に感じられてるんじゃないかと思うときがあります。投影されるものが変わるんじゃないかな。プレイセラピーなんか特に「何歳までできるかな」と思いますが、山中康裕先生やランドレス先生などいわゆる高齢者になってもされているのを見るとまだまだ!という気持ちになれてありがたいことです。

3,自然体に近くなる
 まだまだ自然体ではいられません。しかし子どもや親と会っていて自然と湧き上がっている感覚に開かれやすくなってきたように思います。若手の頃は、もっと頭で臨床していた。今もないなりに頭で考えるんだけれど、素朴に感じたことをプレイセラピーや面接の中で何らかの形で差し出すことで、相手が語っていないことに触れていて新たな展開が見られたりすることがあります。これは治療者のタイプにもよるのかもしれません。私の場合、割と感覚的なんだけれども直観派の人ほど相手の問題にミートしません(汗)。相手の問題にかする感じが多いのですね。「きっとこうに違いない!」と思うときはむしろ外していることが多いので、おずおずと「私の勘違いかもしれないけれど、あなたの話を聞いていると〇〇という感じがしてきたんだけれど、あなたもそう感じることとかある?」などという風に聞いたりします。そういう風に自分が感じたことを何らかの形で開陳できるとこちらものびのびとできて、すると不思議なことに相手も少しずつのびのびされるように思います。

4,役割意識
 これは40代というよりも30代ぐらいから変わってきました。20代の頃は「心理療法やりたい!」「これは本当に心理療法か?」など、「心理臨床する」ことにどうしてもこだわってしまっていたように思います。しかし30代を数年過ぎた頃から「関係機関の中でどの役割を担うのか」という意識が強くなり、40代になってからは「求められていることがあればそれに答えたい。自分の引き出しから何をどう出したらお役に立てるだろうか」という意識になってきています。いや、これって20代でさっと身に着けている人はたくさんいると思うので、えらい遠回りをしているなと一応自覚はしています(笑)つまり「心理臨床する」という意識から「あれもこれも、言ってみれば心理臨床か」みたいな意識になってきています。

 ということで、現場に出始めた20代から現在の40代になる中でも変化を挙げてみました。

 最後までお読みいただきありがとうございました!

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