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傾聴って役に立たないの?

*この記事はアフィリエイト広告を利用しています

こんにちは、きょんです!

私は普段Xで心理学系のKindle本をご紹介している関係でタイムラインをよく見るのですが、
ここ数日、「ふんふんと傾聴されても役に立たないわ!」というポストがたくさん流れてきます。
それに対して色々なユーザーや心理職がコメントをポストしていて興味深く読んでいます。


ということで、「傾聴って役に立たないの?」について書いていきます。

まず、この問いは大事なことが抜けています。

正確に言うと、「傾聴って〇〇の役に立たないの?」ですね。
だって心理支援における傾聴って手段なのですから。

そして〇〇には色々な内容が入ります。
カウンセリング、心理療法、保護者面接、コンサルテーションなどなど・・・

もっと具体的に言えば「自分の社交不安を改善させること」「会社の人間関係の悩みを軽くすること」「受験の不安を減らすこと」「子育てでうまくいかないことの解決」「担任をしているクラスの〇〇さんの授業中の離席行動の改善」など、人によって様々です。
つまり、〇〇には、問題と来談者のニーズが入ります。

ですから、たとえば「身の回りの誰にも言えない私の気持ちを吐き出すこと」の場合、
傾聴は役立ちそうじゃないですか?
もちろん、この場合にも、吐き出す人や場所の作り方や、なぜ誰にも言えないのか、なぜ吐き出したいのかなどアプローチは色々とありますが、1つのアプローチとして傾聴はあり得ると思います。

〇〇に何が入るかをはっきりさせずに「傾聴は役に立つ?立たない?」と論じてもあまり意味がないと思います。

従って、繰り返しになりますが、「問題とニーズを明らかにすること」が何よりも大切です。

ですが厄介なことに、問題とニーズが1回の面接で明らかになるとは限りません。
来談者自身もそれに気づいていないことがあるからです。

例えば、不登校児の保護者の方の「うちの子を学校に行かせるにはどうしたらいいですか?」という相談に対して、
「学校に別室対応してもらいましょう」「ご褒美を設定しましょう」と直接的な対応を助言することがよいとも限らないのです。その子が抑うつ状態である場合、「まず家で休ませましょう」が適切な場合もあります。
また、保護者が「うちの子を学校に行かせたいのはなぜか?」をあの手この手で聞いていく必要もあります。
もしかすると「一度休んだら休み癖がつくかもしれないという保護者の不安」かもしれないし、「とにかく学校に行けば元気になるはずだ」かもしれません。その場合、子どもの見立てを伝えて、子どもが元気になることが保護者のニーズかもしれない。こういうことはすぐ明らかになるとは限りません。

だから心理職が「あなたの悩みの問題は〇〇にありそうで、それに対してはあなたは△△したいと考えているように理解したのですがどうですか?」と適宜確認していく訳です。

問題と来談者のニーズに奥行きが出るよう、丁寧に確認していく作業です。

力動的な面接の場合には無意識レベルのニーズを想定して関わることもあり得ると思いますが、
まずは意識レベルの問題とニーズをはっきりと把握できるようになる必要があります。

子育てもコンサルテーションも「どうしたらいいか?」を相談されることがほとんどだと思います。
ここで、自動販売機みたいに欲しいものを出す、なんてことができないほどには、
すでに問題は複雑化しているし、そもそも、すぐ解決策が出てくるような質の問題ではないことも多いのです。

だから補助線をどう引くか。それが心理学的知識や知見であり、理論である訳です。
私の働いている子ども領域なら、発達心理や家族心理などありますが、
書き始めると長くなるのでこれらはまた次の機会で・・・

キホンのキの話でしたが、今回はここまで。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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