こんにちは、きょんです!
今回は、2/24までの毎週金曜日にebookjapanで25~50%OFFで買える心理学本のご紹介です!
ebookjapanはYahoo!が行っている電子書籍サービスです。マンガを推していますが、心理学本も有名どころは揃っています。こちらは割引キャンペーンや割引クーポンが多いことが特色です。
このebookjapan、金曜日に書籍の大幅割引をよくしているのですが、2/24までは25~50%OFFで書籍を買えるセールをしています。paypay払いで購入する必要がありますが、Amazonセールに負けず劣らずお得です。特に、ソフトバンク・ワイモバイルユーザーの方は50%OFFで買えます。
そこで今回は、私が読んだ中で、特に若手心理職の方々にお勧めしたい本を13冊ご紹介したいと思います。
若手の頃、今よりも臨床での不安や悩みが大きくて、本を読んで少しでも手掛かりを得ようとする時期がありました。ですが非常勤を掛け持ちしていて今よりもお金がなかったので古本屋巡りをするなどで節約を余儀なくされていました。
古本屋巡り自体は好きなのですが、どうしても時間がかかります。最近は電子書籍も割引で買えますし、品ぞろえも充実しているので、今回お勧めする記事を書きました。
補足ですが、もしまだebookjapanをご利用になっていない方で、以下の心理学本が欲しいと思われたら、初回ログインで最大6回まで使える70%OFFクーポンがもらえて更にお得です。くわしくはこちら。
それでは早速ご紹介していきます!
「発達障がいがあればトラウマが起こりやすく、トラウマがあると発達障がいの診断基準を満たすような事態が起こり得る」、「発達障がいのある子を育てる親も困難を抱えることがある」など、臨床現場でしばしば遭遇することを児童精神科医の立場からわかりやすく整理してくださっています。杉山登志郎先生が序文を書かれています。第二部「実践編」の感情コントロールやトラウマについても具体的でお勧め。
母親になることを女性はどう体験しているか。多くの母親からのインタビューに基づいて考察されています。例えば「非母(ノンマザー)は社会によって総じて不完全で、時には「非人間(ノンパーソン)」とされ見なされるが、研究に参加した母たちは、母になることで不完全な人間に変貌したと捉えている。母になる前の経験のほうが、充実していて満足のいくものであったと考えているのだ」などです。母親を支援する専門職は必読といっても過言ではないでしょう。
臨床心理士で心理学博士の中島先生が、「怒らなくても子育てがラクになる」方法を書いておられます。「精神論はもういいので」とタイトルにあるように具体的な方法ばかりです。認知行動療法に基づく「しくみ」をキーワードに具体的な方法の提案が続きます。場面としては、「朝の時間管理」「自分から宿題をする」「夏休みの自由研究」などです。「物や時間を『管理』する『習慣』は一度身に着けば一生モノ!」は励まされる言葉です。中島先生も子育て中のお母さんで、その体験も含めて書かれており、私も「あるある!」とうなずきながら一気に読めました。マンガ形式なので読みやすく、忙しい保護者にもお勧めの一冊です。
神田橋先生の名を若手心理職の方々はご存じでしょうか。私の世代だと知らない人はいないと言っても言い過ぎではないと思います。大学院では必ず読むように言われました。SVは驚くべき的確さ、深さで、しかも発表者が傷つかない。数多のベテランセラピストや精神科医の方々が診察に陪席されたり指導を受けています。
先生の本領発揮は「対話」だと思います。この本は対話集です。精神療法学や増井法の増井武士先生、スクールカウンセラー制度を立ち上げた一人でロジャリアンの村山正治先生、先ごろ亡くなられた日本独自の心理療法である動作法の創始者成瀬悟策先生との対話です。
「空気を大事にする、というような、ボクが一番嫌いな空気によって物事が動いていくという、実にどうしようもないものが優しさと繋がっていくのだろうと思うんだよな」「何かネガティヴなイメージとか、ネガティヴなことを言っている人には、『それがネガティヴであるということの本質は、それとあなたとの関係が良くないことなので、どんな風に関係が良くないのかということを考えていくと、答えが見つかることが多いよ』と言うんですね」「目的と手段が同一である活動は、全部健康法になる」など。ご紹介したい言葉がありすぎて困ります。対話でありながら(あるからこそ)臨床に通じ、何よりもクライエントへの思いやりにあふれている言葉ばかりです。
仕事で双極性障害について確認したいことがあり購入。双極性障害と言えば加藤先生と思い読み始めると、一般書ですが初学者には十分知りたいことを知れました。「自覚的に気分が良い状態が続いていたとしても、他の人から見て、いつものその人とは人が変わったかのようだ、と言う程でなければ、軽躁状態とは言いません」「軽躁状態の診断基準は4日以上」「(躁状態の人には)『何日も寝ていない』、『身体が疲れているのではないか』という問題を持ち出し、身体が心配だから病院に行こうと説得するのが、一番良い方法ではないかと思います」「軽躁を放置していると、必ず次にうつ状態がやってきます。軽躁をコントロールすることこそが、うつ状態をコントロールするために重要なのです」など、心理職も見立てや理解に役立つ内容が平易な言葉で書かれています。また、「双極性障害のセルフコントロールへの八カ条」も載っており具体的です。
フォーカシングをご存じでしょうか。クライエント中心療法で有名なカール・ロジャーズの共同研究者であるユージン・ジェンドリンによって開発された技法です。「なんとなく今はそばが食べたい。ステーキじゃない」など「なんとなく〇〇な感じ」というのを私たちは日々感じていますが、それをフォーカシングで「フェルトセンス」と呼びます。このフェルトセンスを(クライエントもセラピストも)知覚することは、カウンセリングにおいてとても大切だとされています。このフォーカシングを通じてカウンセリングの基本を理解しようという本です。
院生時代にたまたま手に取って、初学者にもとても分かりやすく何度も読みました。カウンセリングの腕を磨きたい若手心理職の方々に、学派を問わずにお勧めです。特に身体感覚を大切にカウンセリングをしたい方には強くお勧めします。
保護者や学校の先生方にお勧めの一冊です。主人公のミサキが、杉本教授や矢野教授などの少々クセのある教授たちから子育てで大切なこと(愛着、発達など)を学ぶという形式で書かれているので読みやすいです。内容も専門職としては基本的なことですが、保護者や学校の先生方にとってはわかりやすいないようかと思います。例えば「愛着とは安心のためにくっつくこと」「愛着の形成が人間関係の基本。これが脆弱だとトラウマに弱くなり、人生全体に影響を及ぼすこともある」「(愛着の)内在化は普通は3歳ごろまでに完成する。発達の凸凹があっても、小学校中学年ぐらいに愛着形成がきちんとできあがる子が多い」、発達障害の多因子モデル、発達障害と愛着障害についてなどが書かれています。
学習障害と言うと読み書きが問題になることが多いですが、算数障害かな?と思うお子さんもいます。 こちらは、算数障害のチェックリストや、「計算する・推論する」困難を抱える子を8タイプに分けて理解を示してくれている貴重な書です。
開業臨床に従事していなくとも学びが大変多かったです。「行動化を翻訳する形でその意味を共有し、その作業を経て行動化自体を面接の中に収めていく方向を模索するのである」など含蓄が底なし・・・めちゃくちゃ学びになるのですが、いかんせん少々価格が高いので、割引で買えるのはお得だと思います。
直接臨床に関する本ではないのですが、巨人ユングの伝記を巨人河合先生が書かれています。紙書籍の72%OFF。価格よりも何よりも、文章がテンポよく読みやすいです。個人的には「6無意識との対決」が特に面白いです。「ではお前の神話は何なのか」。巨人のゆきづまりと発展。
実は子どもが親に暴力をふるうことについて臨床的な立場で書かれた本を私はあまり知りません。監修はボーンセラピスト山中先生です。暴力が発生する要因は1つではないが、例えば「普通の良い子だが体験不足で情緒的にもまれず自己評価が低い」「遊び体験が少なく心の窓がない」「強い母親と影の薄い父親の組み合わせ」「依存と過剰な甘えの裏返し」などが説明されています。日々の相談にすべてが当てはまるわけではないでしょうが、見立てるときにまだまだあり得る内容だと思います。
著者の西野先生は性同一性障害の当事者でもある臨床心理士。事例や自己理解、親の心の準備、学校の着替えやトイレなど具体的な合理的配慮についても書かれています。
成瀬先生が亡くなられたことはほんとに悲しい。昔、緊張とリラクゼーションて何か知りたくてこの本を買いました。知的に理解するだけではなく、読みながらまずは1つの課題に取り組むことで体験的にも理解できるかと思います。
紹介し始めると長々となってしまいました💦
若手心理職の方々を始めとして、気になる本がありましたらせっかくなので、このセール期間中はお得に心理学本が手に入りますのでぜひご検討くださいませ。
ということで、今回は、毎週金曜日にebookjapanで40~50%OFFで買える心理学本のご紹介でした!
最後までお読みいただきありがとうございました!
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